大学生の場合

大学生の場合

大学生が不登校になる原因には、アルバイトに精を出したり、遊んでしまい勉強が疎かになってしまうケース、将来に希望を見出せなくなり無気力になってしまうケースなどがあります。

前者の場合は、欠席日数の関係で留年になることが多く、本人が大学を何とか卒業したいと思っている場合は、授業に出席して単位を取れば何とかなります。
後者の場合は、無気力感・脱力感・悲壮感などと共に、自宅に引きこもり状態になる恐れがあります。

親としては、高い入学料・授業料を払っているのだから、何とか大学を卒業して欲しいと思うものですが、大学生にもなると卒業を諦めて、就職先を探す親も多くいます。
しかし、復学して大学を卒業するのか、そのまま大学を中退して就職するのかは、本人の希望をよく聞いてあげることが大切。

無気力から不登校になってしまった場合は、うつ病の可能性も考えられるので、家族だけで悩まず、できるだけ早めに専門の医師に相談するようにしましょう。
引きこもり状態の場合は、社会との繋がりが無くなり、自分の存在感そのものを否定するようになり、最悪の場合は自殺の恐れも出てきます。

悩みを誰にも話せず、ずっと抱え込んでいることもあります。
そのため、大学卒業にはこだわらず、まずはボランティアなど社会との接点を持てるように支援してあげることも必要になってきます。