高校生の場合

高校生の場合

高校生になってからの不登校は、本人がなかなか本音を話してくれないため、解決が困難になっています。
仲の良い友達にも、家族にも原因を言いません。

高校は義務教育ではありませんが、保護者としては、せめて高校を卒業してくれないと将来的に就職に困るため、とても心配になります。
欠席が続くと留年の可能性もあるため、人生に汚点が付くと考える人もいるでしょう。
不登校が続く生徒は留年になった後、ほとんどが高校中退をしています。

家族としては心配なので、高校へ行かないのであれば働いて、何とか外に出て社会との繋がりを持って欲しいと願う親も多くなっています。
しかし、不登校の原因によっては、そのまま自室に引きこもってしまうケースもあります。

原因が大学受験へのプレッシャーの場合は、本人のやる気次第でいつからでもやり直せます。
人間関係が原因であれば、家族の支えが重要になってきます。

原因を強引に聞かず、見待ってあげる姿勢や、いつまでも見捨てることはないという気持ちの表れが本人に伝われば、不登校解消につながります。
登校拒否の心理としては、世間から見捨てられた、置き去りにされた、と感じているのなので、家族だからいつまでも支えてあげるよ、という姿勢が立ち直らせる原動力となるのです。