現状

不登校の現状

文部科学省では、病気や経済的な理由以外で登校できず、年間30日以上学校を欠席した子どもを不登校と定義しています。
代表的な原因としては、いじめが挙げられます。
最近ではインターネットや携帯電話の普及で、掲示板を使った誹謗・中傷など、多様化しているのが現状です。

文部科学省が小中学校を対象にした調査によると、不登校児童の数は2001年の約13万8千人をピークに、2005年まで減少傾向。
その後増加したものの、2008年には再度減少し、約12万6千人となりました。

しかし、近年では保健室でのカウンセリングや図書室などで過ごす別室登校、母親同伴で登校する母子登校30分登校などを認め、それを出席とする学校が増えています。
学校に行けば出席とする学校側の働きかけが強くなっているのが現状であり、根本的な解決に繋がるか疑問な部分もあります。

データ上では減少していますが、現実にはもっと多くの不登校児童がいると考えた方がよいでしょう。
このままでは、根本的な解決はおろか、より深刻化していく可能性があります。

小中学校は義務教育ですが、これは親の義務であり子どもの義務ではありません。
親が学校が全てではないと考えることができれば、子どもに最適な選択肢が見つかるのではないでしょうか。