不登校の対応ガイド

不登校の定義

文部科学省では、不登校(不登校児童生徒)のことを「何らかの心理的・情緒的・身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるため年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義しています。

日本では20〜30年ほど前から問題視され始め、最近では「不登校は治すものではなく受け止めるもの」と正しく認識する人が増えています。
フリースクールなどの受け入れ先の施設も増えており、取り巻く環境も良くなってきています。

不登校の原因はいじめ、というケースは多くありますが、実際には子どもの数だけ理由があります。
本人には確固とした理由があるため、それに対して的確に対処できれば、不登校は必ず解決できる問題なのです。
そのため、当サイトでは不登校の対応を詳しく解説しています。
悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

なお、1988年には朝日新聞の記事では「不登校は登校拒否症」と病気扱いされたことがありました。
この記事では、当時の研究グループの発表が引用され、「子どもを指導するだけでは問題解決にはならず、さまざまな治療法を取り入れ早期治療するべき」と書かれていました。
当時、この記事で登校拒否は大きな話題となり、その影響から家族が病院に連れて行こうとしたり、学校側が病院へ行くよう勧めたりする事態が日本全国で起こりました。
この頃は「子どもは学校に行くもの」という考えが根強く、不登校に対する理解の低さもあり、病気という間違った認識に繋がったと言えます。

不登校は間違った対応をすると、絶対に問題は解決しません。
ぜひ、正しい知識を身に付けて、問題を解決していきましょう。